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2013年度 理学・作業療法部会(ケリーさん来日) 

11月9日に成田みどりの馬牧場で行われたアニマルセラピー部会と作業療法・理学療法部会の合同研修会に参加してきました。“乗馬しないホースセラピー”とのことで、どのように馬と関わっていくのか楽しみでした。
今回は、オーストラリアでの乗馬セラピーに関わってこられたケリー氏をお迎えして午前(講演)と午後(ワークショップ)の2部構成での研修会でした。
1-3ケリーさん講義 6-4外で講義
午前中は基本的な馬の体の動きから感情を読み取ること、またケリー氏の実践されているセッションについて資料を交えてお話していただきました。
お話の中で印象的だったこととして、馬との関わりには本当に様々な種類があるということです。『三つ編み』や『食事作り』、『引き馬』は聞いたことがありましたが、『読み聞かせ』や『ボディーペインティング』には驚きました!子ども達が自分の行いたい課題を選択し、実行していく中で自尊心や自己肯定感が育まれていく。とても素敵なことだと思いました。こちらが療育を提供する中で、子ども達に選択をしてもらうということはなかなか難しさもあるように思いますが、子ども達の興味の中から作業を見出し、必要な要素を考えて課題を設定していくということの大切さを改めて感じることができました。
DVC00165.jpg
また、ケリー氏の“馬は道具ではない”という一言もとても印象的でした。
『馬にも感情があるということ。』
その感情に気付いて接する中で、感情の共有を覚え、それを人間関係にも般化させていくことができる。人と人だけではできないアニマルセラピーのすばらしい一面を再度、感じることができました。

午後のワークショップ前には銀杏拾いとさつまいも掘り、バーベキューを行いみんなで楽しい時を過ごしました。
4-2銀杏拾い 3-1芋ほり 2-2バーベキュー
ワークショップでは、実際に馬に触れる中で馬の温かさや気持ちを感じることができました。誰とも会話を交わさずに馬を観察するなどゆったりと贅沢な時間を過ごすことができました!
DSCF1431.jpg DSCF1446.jpg
馬について考え、自分の感情に向き合う深い1日となりました。
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2011年度PT・OT部会が開催されました!

 11月12日(土)に葛飾シンフォニーヒルズで行われたJaTTSに参加してきました。
 今回は2つの施設からの発表がありましたが、その中で印象的だったことがあります。
 それは、作業を行うにあたっての「モチベーション」がいかに大切かということです。
 のぞみサポートセンター市原からの発表で、はさみで枝豆を切り取る際に、普段以上の集中力を見せたという話がありました。枝豆を収穫した時の満足そうな笑顔を見ていると、その作業に向かっていく意欲が、ただ紙を切るという活動よりも非常に高かったということが想像できます。
浅賀氏・五十嵐氏
 また、長野県の木曽養護学校からの報告で、高校2年生の切り絵作家・百瀬達也さんが実際に作品を作っている所を見せていただきました。                                      百瀬さん製作中 2
 彼が画用紙から作り出す昆虫は、本物そっくりで実にリアルです!昆虫の羽の部分は3~4cm程度の長さに何十回とはさみを入れているようです。彼のはさみの操作能力は、おそらく機械以上の精巧さがあると思われますが、あの精巧なはさみ操作はどのようにして培われてきたのでしょうか。おそらくその裏には、本物に近い昆虫を作りたい!という「モチベーション」の強さがあったのだと思われます。
百瀬さんギャラリー6 百瀬さんギャラリー2
 そう考えると、やはり、作業は人から言われてやるものではなく、自分の内にあるモチベーションに動かされて取り組むからこそ作業療法の効果があがるのだと考えられます。作業療法士は、対象者に作業を提供する際に、その人の背景や興味などをよく考えて関わる重要性を再認識した一日でした。



2011年度全体会でOT・PT+音楽療法部会のYG会を開催しました

今回の総会では音楽療法・芸術療法部会とPT・OT部会の合同でYG会を行いました。

横山先生のお話『大震災を乗り越える為に我々ができること~総合的セラピーの視点から考える』を受けて…
 ・音楽、花の大切さを身近な人の死を通して学ぶ
 ・人が本当に必要としているものは何か?
それぞれの体験談も踏まえ、ともに考える時となりました。

《音楽、花の大切さを身近な人の死を通して学ぶ》
死を通して学んだこととして、2人の体験談を聞くことができました。
1つは、音楽的な関わりを大切にしてきた教員の先生の好きな歌を歌いながらの父親との別れ。
もう1つは、グリーンアドバイザーの先生より、花を通して最後まで癒しを提供した経験。
どちらも“死”というつらく思えるような状況を目の前にして、それぞれが自分の専門性を通して、喜びを感じたり、幸せな時間を過ごすことができたそうです。

《人が本当に必要としているものは何か?》
普段、知的障がい児と関わるST(言語聴覚士)の先生より、子ども達の自然や音楽に対する興味の高さから、 これらの自然や音楽に私達は“ほんわり”と包み込まれているのではないかというお話を聞くことができました。

STの先生が挙げてくださっていた例として…
・たくさんのダンゴムシをつついて丸め、開いてはつつくことを繰り返す子ども
・普段はなかなか進まない活動も音楽・リズムがつくと嬉しそうに行う子ども
                                      etc...
周りにいる子どもでもそんな場面を見たり、体験をしたことが皆さんにもありませんか?
私は話を聞いて「あるある!」 なんてすごく共感させられました。そんな経験をもとに、自然や音楽というものへの関心(感受性?)は私達人間が元々持っており、必要としている 要素なのではないかという考えに至りました。

『大震災を乗り越えるために我々ができること』
横山先生の話にもありましたが、私達が提供している音楽・お花等は医療のように命に直接的に関わるものではないかもしれませんが、私達の人生を豊かにし、命を引き上げる力になるのであれば、自分達の専門性を生かし、人の命を支援する一人として様々な方に関わっていきたいと強く思わされました。

短い時間ではありましたが、ここにも載せきれないような話も聞くことができ、話がつきない音楽療法・芸術療法部会 とPT・OT部会合同でのYG会となりました!

(作業療法士:御園生)

キルギスで活動をされている芝井先生からご報告をいただきました!




昨年は色々とお世話になり、深く感謝申し上げます。

私は、昨年より日本を離れキルギスでの生活も5カ月の月日が過ぎました。
キルギスでの暮らしに大分慣れましたが、日本の料理や風景を懐かしく思うこともしばしばです。
日本から離れる機会を与えていただいたお陰で、日本の素晴らしさを認識することができました。
異国の地において、自分らしさを思う存分に発揮して参りたいと思っております。

キルギスでの様子を伝えさせていただきます。
本年も何卒、よろしくお願い申し上げます。

なかなか思うように乗ることができませんでしたが、乗っている時は、心地よさを感じました。
乗馬後に私の姿勢が変化したことに気づきました。
2-1


私は、障がい児親の会運営の施設にて活動を展開しております。障がいを持つ子どもたちの家を訪問しての作業療法も行っておるのですが、似顔絵のプレゼントを頂きました。時折いただく、あたたかい気持ちが私の仕事へのモチベーションにつながっているのだと思います。

キルギスで活動しているボランティアの会議があり、その時に私のボランティア活動について発表させていただく機会をいただきました。まだ、ロシア語で全てを語ることは難しいです。
2-3


キルギス・日本との親善試合を行いました。日本チームが勝ちトロフィをいただきました。個人戦では準優勝の成績をおさめました。
2-4

キルギスでも餅つきがありました。久しぶりに食べるお餅の味は、格別でした。キルギスでは日本人を兄妹と思っているそうです。

私は、キルギスの大自然と、あたたかい人たちに囲まれ、思う存分、生きています。
よいことばかりではありませんが、全てが私の生きる糧になっていることは確かです。

キルギスでの活動のご報告

キルギスの地に辿り着いて、3ヶ月が経過しました。
キルギス1

日本では馴染みの無いこの国ですが、キルギス人の顔は、日本人にそっくりです。キルギス語の文法が、日本語に近いことや親日感情が強いことにも驚きました。とても美しい山々に囲まれ、日々癒されています。


私は、キルギスにある障がいをお持ちのお子様を対象とした施設でボランティア活動をしています。施設にはロシア語版ボードメーカーがあり、絵カードやシンボルを用いた療育を展開しています。
キルギス3


こちらに来てから、訪問リハビリテーションをはじめました。家庭での生活を垣間見るなかで、リハビリテーションが必要なお子様が多いという印象を受けました。キルギスでは、リハビリテーションに対する認識が低く、作業療法という職種は存在しないために私が何をする人か説明することに四苦八苦しています。子どもたちが幸せになるための手助けが少しでもできればと思い、日々、活動に取り組んでいます。
キルギス2


様々な人からのご協力、ご助言などにより私の活動が成り立っていると思っています。よろしくお願い申し上げます。
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